こちらは社会人になってからの体験談です。他のお話はこちら。
「About me」でも書いた通り、私は23歳の時にうつ病、双極性障害を発症した。まあ、厳密に言えばその前からとっくにやばかったんだろうけど、ちゃんと通院して診断を受けたのはこの時。
最初は精神疾患というもの自体に戸惑いを隠せず、今考えると一番やってはいけないことだったが、トリガーの母親を一人暮らしの家に読んでしまった。
毒親、あまり良好な親子関係を築けてない方あるあるなのかな?と思うが、精神疾患の根本原因であるものをついつい呼び込んでしまう… これを依存っていうのかな。
とある日、処方された薬をいつものごとく飲んでいたが、いきなり「そんな薬飲むな!そんなの飲んでるからいつまでもうつ病なんだ!」と言われた。
その他に言われた言葉はこちら…
「精神科は医者も精神病。そんな奴らの言うこと聞くからいつまでも落ち込んでる」
「うつ病なんて気持ち次第で治る」
「治ったと思い込んだらその瞬間完治する」
「うつ病なんて昔はなかった。今はもう何でもかんでも病気のせいにして情けない」
「そんな怪しい薬飲んでるから体がおかしくなる」
等々…
挙句のはてに、薬をゴミ箱に突っ込まれてしまったw (流石に拾いました)
まあ確かにね、年齢も結構いってるし、理解がないと言うのはわからなくもない。
しかし、まあ一人娘が一応病気って診断されているんだし、「うつ病」自体は知名度もあるんだし、何もそんなに真正面から否定しなくてもw
私はこの時思ったんですよね。
ああ、今までこの人としっかり距離を取ろうとしなかったあまりに病気になってしまったんだな、だって病気の人から薬を取り上げるような人なんだもん。自分のためを思うなら、心を鬼にしてこの人を追い出そう。
主治医の先生にも相談しました。まあ距離を置くのが一番で、難しいなら病院の方からも一言いってくれるとのこと。
もちろん親子関係を見直すのが一番なんだけど、それって簡単な話じゃないですよね。特に、今まさに苦しんでる人、傷がまだ生傷の人にとっては、逆に自分を苦しめてしまう場合も。だって、自分を辛くする要因をそばに置いて置くんですから。
別に、縁を切る訳じゃない、いっとき距離を置くだけだと言い聞かせ、親には実家に帰ってもらいました。
最初は寂しさ、孤独で死んでしまうんじゃないかと思ったけど、案外平気でした。お外を散歩してみたり、人がいるところにいってみたり。
お薬の数も順調に減っていて、あの時、「母親と距離を置く」っていう思考に至れてよかったなあと。そもそもこういう境遇の方ってそういう発想になれないもんです。
今まさに苦しんでるあなたへの、ヒントになりますように。
案外良いもんですよ!一人って